浅草岳  (1585m)

只見沢から浅草岳 山道 パイプ橋から幽の倉沢
ブナ林 霧のブナ林
浅草岳斜面 山道から田子倉湖 万年雪
鬼ヶ面山から浅草岳
鬼ヶ面斜面
急登道から田子倉湖 北岳 浅草岳山頂から田子倉湖
山頂から田子倉湖、毛猛山、鬼ヶ面山、前岳、守門岳
山頂から雲海にしずむ只見川温泉郷から田子倉湖

(写真は上りと下りの時とまじっています。)

2006/11/5
只見沢登山口 −−−−− 浅草岳山頂 −−−−− 只見沢登山口
 7:05           10:06(10:45)          1:03

只見尾根から鬼ヶ面斜面の紅葉がすばらしいと聞いていたので出かけることにした。
寺泊をAM4:30に出る。 今日は満月のようで右手に月をみながら明るい月明かりの中、車は走る。
R290からR252におれ鏡ヶ池でコーヒーを飲みに駐車場にはいると車が多い? 釣り人の車のようである。
只見線沿いには始発の1両電車を撮るためにカメラマンが数人いた。
今回、自転車をもってきた。
鬼ヶ面登山口に自転車をおいて、こちらに下り周遊しようと思っていた。
六十里越トンネルを自転車で通るのはいやだったので福島側の登山口に置くつもりでいた。
トンネルを出るが登山口らしき所はない。すぐにスノーシェイドになっていて地図とはちがっていた。
前、後ろと車がきたので自転車を下ろすことなく車を進めた。
田子倉湖沿いにくるとまたカメラマンが数人いた。田子倉湖は霧でつつまれている。
只見橋をわたりすぐに左の登山口の広場に着く。
吐く息は白く冷え込んでいる。
ここから浅草岳が見えていたがすぐにガスにかくれた。
一組いた3人はリュックを担ぐがなかなか行かない?
私がリュックを担ぐとお先にどうぞ、クマ払いをお願いしますとクマよけにされてしまった。
はじめは只見沢沿いに歩き、紅葉道から幽の倉沢のパイプ橋を渡る。
美しく色づくブナ林が広がっている。
少し霧のかかるブナ林もまたいい。
ブナの大木の下に「大久保沢」と書かれた標識があったが、ブナの倒木が数本かさなって沢を覆っていた。
倒木の上をつたって渡る。
やや霧が濃くなってきた。後ろを振り向くと霧の中のブナが朝日で美しいシルエットを映し出していた。
歩いていくと霧の層からぬけたようで朝日が差し込む紅葉道となり浅草岳が見えてきた。
振り向くと田子倉湖を中心に雲海が広がっていた。
左手の鬼ヶ面斜面も見えてきた。
切り立った斜面の壁のくぼみには万年雪が残っている。
鬼ヶ面斜面の壁から浅草岳、右斜面と歩いている只見尾根と紅葉コントラスが美しい。
山道は急になってきていてロープも何箇所も張られトラバースぎみに張られたロープ場は慎重に進んだ。
田子倉湖を覆っていた霧も少しぬけはじめ水面が見え始めてきた。
ヘリが突然あらわれ1回旋回して飛んでいった、なんだろう?
北岳の頭の山道が見えもうひと登りして浅草岳山頂に着く。
山頂から田子倉湖、毛猛山、鬼ヶ面山、前岳、守門岳のすばらしい展望と只見川温泉郷から田子倉湖を覆う雲海もいい。
ネズモチ平や桜曽根コースからの登山者が何組もやってくる。
少し離れた三角点の所で鍋焼きうどんをつくるがハシを忘れてきた。
枝を折り、少し先を焼いてハシ代わりにしてうどんをすする。
6年前、真夏に鬼ヶ面山から浅草岳に登った時、猛暑で10歩進むと足が止まり、かる熱射病で
やっとの思いで歯をくいしばって山頂に着いたことを思い出す。 今、思うと非常に危険だったなーと思いかえす。
さて、鬼ヶ面側を下り車道を1時間30分以上歩こうか、ヒッチハイクでもしようか考えたが、結局登ってきた
只見尾根を下ることにした。
下り、ブナの森に入ると風が少しふいてきて枯れ葉が雪のように降ってきた。
すばらしい紅葉の森であった。
只見沢にくると釣り人が糸をたらしていた。
登山口に着き、只見沢で体をふいた。

守門で温泉にはいり汗を流す。