火打山  (2462m)

山道の紅葉 黒沢出合 山道の紅葉
岩の山道 山道から飛ぶ雲 黒沢岳トラバースから火打山、焼山
高谷池ヒュッテ 高谷池 初雪が残る木道
天狗ノ庭から火打山と沼に映る逆さ火打
天狗ノ庭から火打山 木道は霜で覆われていた。 雷鳥平への急登
急登から天狗の庭、妙高山 火打山手前のハイマツ群 火打山山頂
山頂から天狗ノ庭、妙高山、高妻山、焼山、金山、奥には北アルプス
山頂から北アルプスの展望。槍ガ岳〜白馬岳〜朝日岳

2006/10/14
登山口−−黒沢出合−−富士見平−−高谷池ヒュッテ−−火打山山頂−−高谷池ヒュッテ−−黒沢出合−−登山口
5:55    6:30      7:40     8:15(8:25)   9:50(10:15)  11:15     12:50(1:00) 1:30

寺泊をAM3:00発。妙高高原ICでおり39号で杉野沢にくると一つの看板が目にはいった。
「クマ出没注意」の看板はめずらしくもないが「クマいるキケン」とある。
なんともリアルであるが今年は毎日、新聞にクマの記事がのる。十分に注意が必要である。
笹ヶ峰牧場から登山口前の駐車場はすでにうまっていたので休暇村の方の駐車場にとめる。
ヘッドライトをつけ歩き出している人もいるが、温かいコーヒーを飲みながら明るくなるのをまっていた。
しかしマイクロバスや大型バスが入ってくる。
この人達の前に歩き出さなければと、急ぎ支度をして歩き出す。
火打山は7年ぶりである。登山口はりっぱな門がたっていた。
見る見る明るくなり紅葉真っ盛りの中、木道を進む。
緩やかな木道は続き、子供連れの家族を追い越して行くと沢音が大きくなってきた。
黒沢出合につく。橋がかかっていてすぐ横に以前来た時、渡った倒木が残っていた。
沢を紅葉の森がつつみ、青空と気持ちいい空間である。
ここより急登のジグザグ道となる。
手袋を必要とするほど冷え込んでいるがようやく汗ばんできた。
十二曲がりにくると妙高山の外輪三田原の紅葉斜面と高妻山、乙見湖を見ることができた。
少し登った倒木で一息いれた。
根張りの山道、岩の山道の急登が続いた。
歩く前から腹の調子が悪く、歩き始めても山道脇の薮に入りキジウチするしまつである。
ブナ林からオオシラビソとダケカンバがめだつようになり富士見平に着く。
視界がひらけるようになり、青空を見ると雲が飛んでいるような尾をひく雲を見上げる。
ササ原から黒沢岳左斜面のトラバース道となり左手に火打山、焼山が見えてくる。
ここまでくると紅葉も後半で初雪も少し残っている。
三角屋根の高谷池ヒュッテが見えてきた。
北アルプス展望台とあるところに来ると8合目まで白くなっている白馬岳を望む。
高谷池ヒュッテでまずは一息入れる。
登山者が5人くらいしかいなかったが、リュックがいくつも積まれていた。空身で山頂を目指して行ったようだ。
高谷池湿原を右に回りこみ高台に登り振り向くと高谷池湿原と三角屋根のヒュッテが一望できる。
ここは雪解けからのハクサンコザクラの大群生地であるが、今は岩間に初雪が積もり薄く氷がはっている。
前方の火打山に向って木道を進むと天狗ノ庭に着く。
地塘に火打山が映ってきれいだ。
湿原を右手に回り込む、木道は霜で覆われている。
登っていくと左奥に北アルプス、火打山、右に鬼ヶ城の断崖がそびえたつ。
ダケカンバをくぐり岩道を登る。振り向くと天狗ノ庭、その奥に妙高山の頭がのぞいている。
体調が悪いせいか、この登りは体が重く苦しい歩きとなった。
雷鳥平をすぎ、ハイマツ帯からひと登りで火打山山頂に着く。
山頂からは天狗ノ庭、妙高山、高妻山、焼山、金山、奥には北アルプス、後立山と素晴らしい展望である。
日本海に浮ぶ佐渡ヶ島も展望できるようであるが、今日は海側はもやっていた。
しばし展望を楽しみ、おにぎり1つほうばり下山。
高谷池ヒュッテには大勢の人でごったがえしていた。
予定ではここから黒沢池ヒュッテをまわって行くつもりでいたが、体調はあまり回復しないのでそのまま下りた。
ブナ林に入ると白ヘルメットをかぶったキノコ採りの人がタバコをふかし休憩していた。
竹かごにはキノコ、リュックに大きな猿の腰かけがくくり付けてあった。
猿の腰かけは、3年干すとのこと。キノコや熊ルートのことなど興味深い話を聞くことができた。
黒沢出合で顔を洗い、大きな岩の上で一息いれ、おにぎり1ついただく。
登山口到着。

来る時は、笹ヶ峰牧場は暗くよくわからなかったが、素晴らしい紅葉で、さんさくに訪れる人も多い。
途中、10匹くらいの猿の群れが車道を横切る、私は一時停止してまっている。
猿達は、私の方を見ながらわたっていった。
苗名の湯で汗を流す。