安達太良山(1700m)〜鉄山(1709m)〜箕輪山(1728m)

薬師岳からの木道 山道 安達太良山山頂手前
安達太良山山頂 山道 牛ノ背
鉄山への岩の登り 鉄山山頂 鉄山避難小屋
山道 箕輪山山頂 山道
ブナ道 濡れたブナ肌 横向口手前の山道

2007/6/10  雨
あだたら高原スキー場(ゴンドラ)−薬師岳−−安達太良山(昼食)−−鉄山−−箕輪山−−横向温泉
  9:10                        11:10               2:30     3:35

第73回吉田地区市民登山に参加させて頂きました。
大型バス1台(55人)の団体である。
私はたぶん、団体ツアーには参加しないタイプだと思っていた。
しかし今回とても会いたい人が、この主管(越後吉田山岳会)の事務局をされていることを聞き申し込んだ。
10年くらい前、私が山歩きを続ける切っ掛けとなる本、著者(花井馨)さんの「青雲の弥彦山」。
編集協力者の山崎さんである。国体山岳競技監督で新潟予選(国上山−弥彦山−角田山)縦走ルートの発案の話しや
松明登山、弥彦山頂から見える山々の展望図の話しなど聞きたい事は山ほどあったからである。
岳温泉から、あだたら高原スキー場に着くがまわりは雲で覆われていた。
6班のグループへんせいとなりゴンドラで上り薬師岳から歩き出す。
歩き出しすぐに霧雨から小雨となり私は上着だけ雨具を着る。
天候は、少しずつ回復けいこうにあるのではと勝手に思っていた。
ここからは、安達太良山〜箕輪山まで稜線を見通せるはずであるが、まったくの雲の中。
もくもくと歩く中、私の班でトラブル発生。女性の靴のソールが剥がれ落ちてしまった。
皮の登山靴はかなり古いようで両足とも剥がれ外れてしまいヒモで固定するのも難しく
靴底を見るとしっかりとしているのでこのままで歩くことになった。
木道、灌木帯で溝になってしまった山道そして赤茶けた斜面になってきたと思ったら
前方に乳首山のもっこりが、雲の中、ぼんやり現れた。
右に巻くように岩を登り祠のある安達太良山山頂に着く。
山頂からは磐梯山、飯豊連峰、鉄山〜箕輪山への稜線の展望が広がるはずであるが今日は厚い雲の中。
すぐに下に下り昼食。昼食中は雨は降っていなかったが雨風となってきた。
予定より少し早く出発。
赤茶けた山肌の稜線をケルン、丸点マーク沿いを歩き牛の背となる。
左手には沼ノ平の爆裂痕が見えるはずである。
以前、安達太良山に来た時も雲で今回も見えず、私と相性が悪いようだ。
右手下側には前回の下りにつかったくろがね小屋が小さく見えるはずである。
左斜面の岩場を登る。ここにはミネザクラが沢山咲いていた。鉄山山頂に着く。
雨風でデジカメも濡れレンズがくもり、もー大変だ。
少し下った所に鉄山避難小屋がある。ここで休憩となるが小屋にははいることもできず、じっとたっていたが寒くなってきた。
この市民登山参加者の中で女性が私に話しかけてきた、「ホームページいつも見てますよ」と。
そう言ってもらうと嬉しいものである。後で聞くと女性はかなりのツワモノとのこと。
笹平をすぎひと登りし箕輪山山頂に着く。
鬼面山と横向温泉の分岐になり温泉側へと下る。
雨の中、ここからが大変な歩きとなった。
山道は溝状になっていてそこに沢のように水が流れ、赤土は非常にすべる。
前に後ろにキャーと悲鳴が聞こえる、あちこちで滑りまくっているのである。
流れる水の中を歩いたり、細竹をにぎりしめ歩いたり、薮の中に入りトラバースしたりの歩きとなる。
この斜面はシャクナゲが咲いており、根曲タケを採りながらの歩きの人もいた。
左手がスキー場となるころから山道はブナ林となる。ブナは雨に濡れ木肌がとても美しく見える。
林道を過ぎひと下りすると横向温泉口に到着。
山岳会関係者の皆さんご苦労さまでした。55人ケガも無く無事到着。

横向温泉(日本一の鉄分含有泉質温泉で汗を流す。)