光兎山  (966m)

千刈登山口 山道 山道
分岐 山道 山道
ブナ林 観音峰
観音峰から雷峰、光兎山 尾根道 山道
雷峰から光兎山 尾根道
雷峰からの展望
山道 振り返り歩いてきた尾根
山道 山道 山頂手前
光兎山山頂から鷲ヶ巣山、朝日連峰、頭布山
光兎山山頂から湯蔵山、飯豊連峰、二王子岳

2008/4/6
千刈登山口−−分岐−−虚空蔵峰−−観音峰−−雷峰−−−光兎山−−−雷峰−−観音峰−−虚空蔵峰−−分岐−−千刈登山口
 7:40     8:15   8:42    8:56    9:50 10:50(11:25)12:02 12:30   12:48    1:03   1:27

春、頂上直下に兎の雪形が現れることで光兎山と名づけられた山。
7年前にヒメサユリの咲く時期、歩いたことのある山である。残雪期には展望もすばらしい山と聞いたので二人で出かけた。
R7−R113−R290から女川沿いに右折し中束の橋をわたり林道に入ったが途中、残雪と倒木で引き返した。
千刈から林道に入ったがここもまだ道路に雪が残っていて路肩に車をとめる。
部落の人に聞くと少し歩けば千刈登山口があるとのことで、支度をして歩き出す。フキノトウが沢山でていた。
千刈登山口からスギ林をトラバースぎみに歩き、右手に折れ尾根ラインにとりつく。
残雪道に一人の足跡がのびていて、木々の幹には雪穴ができている。
左手に光兎山が遠くに見える。
松林からひと登りし分岐に着く、前には女川渓谷。
ブナもまじるようになり残雪と夏道をくりかえし進み石碑が置かれた虚空蔵峰に着く。
雪面のブナ林を右に巻くように歩き観音峰に着くと祠の屋根が少し雪の下にのぞいていた。
前には、細尾根とその先に雷峰、光兎山が見える。ここで一息入れる。
下り鞍部に水場の看板がある。以前来た時は、水場には沢山のカエルいたことを思い出す。
ここから雷峰まで細尾根に残る残雪は雪解けでかなりの段差となっていて非常に歩きにくく、息もきれる。
雷峰に立つと美しい光兎山の山肌と朝日連峰から飯豊連峰まで見渡せた。
下りはじめてすぐにOさんが腰までもぐった。雪面の亀裂にはいいてしまったようだ。
1m先にもう一本、わかりにくいが亀裂がのびていた。
気持ちよく雪の尾根を歩く。
女人禁制のころ、それを犯し登った女性が石にされたと伝わる姥石をすぎる。
最後の急登にはいる、振り返ると歩いてきた尾根、峰が美しく見える。
ロープもたれていて、岩尾根となり光兎山山頂に着いた。
赤い鳥居と祠が置かれているはずであるがまだ雪の下である。
山頂から鷲ヶ巣山、朝日連峰、頭布山、湯蔵山、飯豊連峰、二王子岳と霞んでいたが日本海の展望が広がった。
先行で歩いているはずの足跡の人がいない。
足跡は、その先の頭布山方向の尾根へ続いていた。よく先を見ると小さく尾根上に人がいた。
頭布山まで、日帰りピストンは、ちょっと無理のように思うのだが。しかし誘うように稜線はのびていた。
風も無く展望を満喫して下山開始。
気温も上がり雪もだいぶ緩み、くずれ、歩きにくく登山口につくころは足もやや疲れた。
沢で顔をあらい無事到着。
素晴らしい、残雪の春山歩きであった。