木六山(825m) 〜 銀次郎山(1052m)

水無平 急登 山道
トラバース道 分岐 木六山山頂
山道 山道 ブナ道
七郎平山手前 残雪道 山道
山道から銀次郎山、五剣谷岳、銀太郎山、青里岳、灰ヶ岳、粟ヶ岳
新緑斜面 振り返り尾根道 銀次郎山山頂
山頂から御神楽岳、五剣谷岳、銀太郎山、青里岳、灰ヶ岳、粟ヶ岳
山頂から木六山、日本平山、御神楽岳

2008/5/6
悪場峠−−水無平−−木六山−−七郎平山−−−銀次郎山−−−七郎平山−−木六山−−水無平−−悪場峠
6:45           8:10    9:12     10:00(10:25)         12:10           1:25

五剣谷岳までめざすには、ちょっと気合をいれないといけないが、今日は展望のすばらしい銀次郎山までと思い出かける。
平安末期の「治承の乱」後、高倉宮以仁王伝説にかかわる山名である。
越後刈羽小国に落ちた宮一行は、さらに山中にのがれ清ノ銀太郎、銀次郎兄弟が護衛し小国城主との連絡をとるに
この山嶺を往復したことにゆらいしている、銀太郎山、銀次郎山。
暖かい日が続き、雨上がりの今日である。
ヤマビルを少し心配しつつ悪場峠に着く。
登山か山菜か5台の車がとまっていた。すぐに支度をして歩き出す。
佛峠からトラバース道にはツツジがいっぱい。
下り水無平を歩く、昨年来た時はカタクリが満開であったが今年は、もう終っていた。
ヒルはみあたらないようであるが、足早に進む。新緑がきれいである。
急登を登りきり尾根にのる。
タムシバ、ツツジの咲く雑木林からブナ林となり木六山を巻くようにトラバース道にはいる。
すると斜面30mくらい下で低い声の動物と高い声の動物が叫び争っているようで木々もガサガサいっている
姿は見えないが、上がってくるなよと思いながら下をみつめる。
こうゆう時は、一人歩きは不安になってしまう。
残雪の沢から回り込み分岐に着き先へ進んだ。
木六山から七郎平山までの標高差は80mくらいであるがアップダウンを繰り返しブナの多い雑木林を気持ちよく歩く。
ブナ林とツバキの斜面から急登になってくる。
この七郎平山手前の急登斜面は、いつもであれば残雪斜面の登りとなるが、今年は少し残っている程度で夏道を登る。
水場に着き、右前方の新緑と残雪の雪面を歩く。
この時期なら、ここからしばらく残雪歩きとなるのであるが、すぐに雪はまったく消えていた。
しかし、そのかわりイワウチワ、カタクリ、イカリソウ、チゴユリなど花の見ごろのタイミングになっていた。
山道からは、隣の尾根斜面の残雪と新緑がきれいだ。
山道尾根にはタムシバ、シャクナゲが多くさきはじめている。
山道から銀次郎山、五剣谷岳、銀太郎山、青里岳、灰ヶ岳、粟ヶ岳、白山とすばらしい展望がひろがってきた。
ひと登りし銀次郎山山頂に到着。
山頂からは360°の大展望で木六山から歩いてきた尾根、飯豊連峰は霞んでいたが日本平、御神楽岳
そして五剣谷岳、銀太郎山はすぐ目の前だ。
何時かは歩きたい、青里岳、灰ヶ岳、毛石山の憧れの周遊ルート。
岩の上で、今日はコーヒーではなく、みそ汁におにぎりでしばしくつろぐ。
昭和20年後半までの地図には銀太郎山と銀次郎山が逆に記載されていたという。
それを長男の銀太郎の方が標高の高い山であるべきと地理調査所に申し出され修正されたと聞く。
下山、新緑の尾根を気持ちよく歩く。木六山山頂にたち下るがグジ峰の分岐でみぎてのルートにロープがはられ
通行止めとなっていた。
引き返すのもと思い慎重に進んだ。別になにもなく合流点にきた、何か危険な箇所があるのだろうか?
悪場峠に到着。

さくらんど温泉で汗を流したあと、いつものように大吉ラーメンにいくと店に雪割草の写真が飾ってあった。
聞くと奥さんが雪割草を栽培していて、見せてもらい話しをたっぷり聞かせてもらった。