頼母木山 (1730m)
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足ノ松尾根、奥に二王子岳 |
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大石山から頼母木山、地神山 |
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ハクサンイチゲ |
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ハクサンイチゲ |
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稜線から大石山、鉾立峰、杁差岳 |
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稜線に頼母木小屋 |
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頼母木山山頂から飯豊本山 |
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頼母木山山頂から雲海、飯豊本山、地神山 |
2008/6/15
胎内ヒュッテG−登山口−−姫子の峰−−分岐−−頼母木小屋−−頼母木山山頂−−頼母木小屋−−分岐−−登山口−胎内ヒュッテG
5:00 5:38 6:14 8:30 9:02 9:18(9:30) 9:42(10:00) 10:25 12:42 1:20
二日前に知人が杁差岳に行ってきてハクサンイチゲがきれいだったことを聞いた。
以前から6月10日前後に見ごろとなるハクサンイチゲを見たかったので私も出かけることにした。
当日、am2:30に寺泊を出発した。
胎内第一ダムをすぎ胎内ヒュッテ前の駐車場にam4:45到着。
駐車場は8割くらいうまっていて人が沢山集まっている。
三脚には望遠カメラ、双眼鏡とならんでいる、聞くとバードオッチングと撮影とか。
そういえば、橋にカワセミの模様があったような気がした。
すぐに支度をしてゲートをまたいで車道を歩き出す。
右手におりるところがある。ここは門内尾根の入り口で昔は、ここが主のルートだったと聞くが今は廃道に近い状態とも聞く。
車道は林道となり足ノ松登山口に着く。登山口には、バイクと自転車が数台とめてある。
ブナ林に入ると、まだ薄暗さを感じる。
そしてすぐに急登の足ノ松尾根にとりかかる。
時折ロープも垂れているがよじ登るのに松の根っ子がちょうどいい。
一息入れなさいよと言わんばかりのタイミング地点に姫子の峰があり門内尾根を見渡す。
足ノ松尾根とは、よく言ったもので松の根張りの急登は続き、岩の細尾根もでてくる。
滝見場にくると左手の残雪の割れ目から滝が落ちている。右手の斜面にも雪割れに小滝が見え音も聞こえる。
水場の分岐にくる。右に折れると雪平があり根のむき出し面にはカタクリ、ショウジョウバカマが咲いていた。
谷越しに二つ峰がかっこうよく眺めることができる。
ブナ林帯から潅木帯となり見晴らしが少しきくようになる。
振り返ると足ノ松尾根とその奥に二王子岳がそびえているのがよく見える。
シラネアオイやマイズルソウ、コイワカガミなど咲いている。
左手に鉾立峰山頂に人影も見えるようになる。
ひと登りし尾根もややゆるんできたころ大石山の分岐に着く。
右手に折れ頼母木山へと向う。
ちょうどこのころガスが広がってきてしまった。
おー、ハクサンイチゲの群落が広がっていた。
ガスも広がっていたので写真は下山時にと思い山頂へ向う。
頼母木小屋にリュックを置きカメラと地図を持って向う。
ガスもはれてきてくれた。残雪と夏道を交互に進み頼母木山山頂に着く。
稜線の先には大石山、鉾立峰、杁差岳。そして雲海が広がっていた。
そして飯豊本山、地神山、二王子岳、日本海と素晴らしい展望である。
山頂にはお地蔵さんがあるはずであるがない?
山頂には、芝のようなところもありそこに大の字に寝転ぶ、なんて気持ちいいのだろうか。
山々と残雪斜面、流れる雲とすばらしいコントラストである。
頼母木小屋にもどると男性がいて下山の準備をしていた。
飯豊の稜線で二晩とまったようである。昨日の地震のことを聞くと歩いていてよくわからなかったという。
水はまだ引かれていなかったが、色々と話しを聞かせてもらった。
おいなりさんをほうばりながらしばし杁差岳方向を眺める。
下山開始。待望の広がる山々とハクサンイチゲの写真を撮ることができた。
根張りの急坂に苦戦しつつ無事到着。
思ったより早くついたが、花もヒメサユリ、ニッコウキスゲと咲きかわっていくのだろう。
こんどはまた、ちがった花の時期に歩いてみようと思う。