以東岳 (1771m)
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紅葉道 |
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紅葉道 |
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七曲り |
タキタロウ山荘 |
大鳥池、流木の下にイワナ4匹 |
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直登コースの尾根から大鳥池周辺 |
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稜線の先に大朝日岳 |
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日本海に沈む夕日 |
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大朝日連峰、右奥に飯豊連峰 |
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オツボ峰 |
三角峰、鞍部の右手に水場 |
石積みの山道? |
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以東岳の稜線 |
2009/10/23−24
泡滝ダム−吊橋−−吊橋−タキタロウ山荘−−徒渉−−以東小屋−以東岳山頂−オツボ峰−タキタロウ山荘−吊橋−−吊橋−泡滝ダム
10:06 10:50 11:14 12:06(12:15)12:43 15:00 15:08(7:00) 7:46 9:10(9:20) 10:08 10:30 11:20
紅葉時期に是非、歩きたかった以東岳に向うことにした。
村上から朝日スーパー林道があるが林道の状態、狭さ、危険度など車であの長い林道は選択できない。
R7から鶴岡市を回り込んで大鳥川沿いの車道そして狭い林道を走る。
東大鳥川沿いの林道かなり続きようやく道の大きくひらけた泡滝ダム前の駐車場に着く。
寺泊から5時間ちょっと、思ったより早く着いた。
予定はタキタロウ山荘で泊るつもりで来たが10時から歩き出せば以東小屋まで行けそうだ。
天気も良く夕日が見れそうなので小屋までときりかえた。
車は6台とまっていたが4台はキノコ採りのようである。
すぐに支度をして歩き出す。ダム脇に登山口となる。
東大鳥川の清流に紅葉斜面が覆いかぶさる。紅葉最盛期だ。
逆光の紅葉ブナ林を気持ちよく歩くと冷水沢の吊橋そして七ツ滝沢の吊橋。
太いブナ斜面をトラバースして歩く、見下ろすと紅葉に沢、沢山の落ち葉、ほんとうにすばらしい。
斜面のあちこちから清水が流れる。水場に柄杓がかかっていて一杯いただく。そして水をつめる。
今回、水場が豊富らしいので500mlのペットボトル1本もって水をちょうたつしながら歩こうと思っている。
また少し歩き柄杓で一杯。
山道はやや急登となり七曲りのジグザグ道となる。
カンバンにショウトカットはやめましょう。とありそれにしたがい大きく回りこむ。
三人グループを追い越しひと登りし山道はなだらかとなり大鳥池が見えてきた。
タキタロウ山荘に到着。管理人さんと少し話しをする。
ここも来週で終るとのこと。以東小屋も水場の標識やロープも撤去しているが左の急斜面を5分くらい降りると水が豊富にでていると。
そして直登コースで登って、あす稜線コースをゆっくり下りて来るといいと言われ、そのとおりのルートをとった。
池の水門、分岐となり池の淵を歩く。
山道ではなく、ほんとうに淵を歩くようなところも多い。
水面も輝き気持ちよく歩いていると流木の下にイワナが4匹かくれる。
大鳥池の水位はどれだけの上下があるのだろうか?
東沢の徒渉。増水時は注意が必要のようだが、今日は飛び石一回である。
急登ではあるがモミジ、カエデでまったく苦にならず、ふり向けば大鳥池を包む紅葉斜面が美しい。
森林限界になって一気にひらけ草紅葉斜面となり、ひと登りし丘をこえると以東小屋があらわれた。
ザックを置き山頂へ向う。
山頂に二人の姿が見えた。
以東岳山頂に到着。 すばらしい大展望である。
大朝日岳へと続く稜線、狐穴小屋も見える。霞んではいたが鳥海山、月山。飯豊連峰。日本海にうかぶ粟島。
大鳥池と池をとりまく稜線。
たしか二人いたような気がしたがいない。大朝日岳への稜線、オツボ峰への稜線を見てもいない?
寒くなってきたので小屋へ戻るが、どうも今日は私一人のようである。
まず、料金箱に1500円入れてノートに記帳した。
ザックの中身を全部出してシュラフを広げたり食事の準備をしていると、外が夕焼け色に染まってきた。
夕日が沈む前に鍋焼きうどんを食べてから外に出た、夕日は沈み村上と鶴岡の夜景がひろがってきた。
山々も蒼く稜線が浮びお月さんが照らす。そして漁火が1つまた1つ増えていく。
さすがに小屋に一人はさびしい。ラジオを持って来てよかった。
今日23日は中越地震から5年であるが、その日に中越で震度4の地震があったとラジオでながれた。
小屋は月明りで暗くはないがだんだんと寒くなってきた。
雨具の上下を着込んでシュラフに潜っていても寒さでほとんど眠れず朝をむかえた。
小屋にかかっていた温度計はほぼ「0℃」をさしている。
男性が一人登ってきて日の出を写真を撮るのにやってきたが、やや雲がかかりいまひとつだった。
少し話しをして男性は稜線コースへ歩いて行った。
私は朝食をとりコーヒーを飲んでから稜線コースへと歩き出す。霜柱が立ちバリバリ音をたてながら歩く。
ふじツボのようなピークを越えアップダウンを繰り返しオツボ峰に着く。
振り返ると以東岳の山肌を確認できる。
ここからは天狗角力取山へ続く尾根が延びる。
なだらかな尾根は笹原となり鞍部の水場分岐に着く。
左手に折れ尾根は大鳥池へ下がっていく。
途中、石が並べられた山道があらわれる。
紅葉林に入り積まれた落ち葉の山道をくだりタキタロウ山荘に着く。
ベンチはもう撤去されていた。管理人さんにあいさつして下る。
10人くらいの人とすれちがい無事、泡滝ダムに到着。
ひさしぶりにゆったりとした山歩きだった。 もう来週は雪帽子がかぶるだろう。
かたくり温泉ぼんぼ(400円)で汗を流す。ショッパイ、ナトリウム塩化物強塩泉。