日向倉山(1430m) 〜 赤崩山(1164m)

取り付いた尾根 尾根から銀山平と荒沢岳
尾根から荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳
稜線から未丈ヶ岳、日向倉山
稜線から日向倉山 稜線
稜線から荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、赤崩山
稜線 稜線
稜線から未丈ヶ岳、日向倉山
稜線 山頂手前
日向倉山山頂から権現堂山、守門岳、毛猛山、未丈ヶ岳、会津朝日岳
日向倉山山頂から燧ヶ岳、荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳
稜線 稜線
赤崩山 奥只見湖
下り尾根 北ノ又川

2010/4/25
路肩P−−−−稜線到達地点−−−−日向倉山山頂−−−−稜線到達地点−−−−赤崩山−−−−路肩P
7:06       7:51          9:06(9:35)       10:17        10:26      11:26

大展望で知られる銀山平からの日向倉山へ二人で向う。
朝6時からゲートが開いている奥只見シルバーラインのトンネルを上り銀山平に出る。
出口近くの路肩に車をとめることができた。
群馬ナンバーの男性と話しをするとテントをかついで未丈ヶ岳に行くとのこと。
そして男性は以前に2回、車上荒らしにあっていて車の窓を割られる被害にあっていた。
私は、さいわいに被害にあったことはないが、窓を割られては防ぎようがない。
どこの尾根から取り付こうと見上げていたら、左の尾根に3人が登っているのが見え我々もそちらへ向う。
積雪は、しっかり締まっていたのでワカンをリュックにくくり付けダブルストックで尾根に取り付いた。
今年は低温が続いていて今朝もだいぶ冷え込んでいる。
雪面もややガリガリであった。
天気もいいのですぐに雪面もゆるむと思ってしまう。しかし安全のためにはアイゼンが必要であった。
急登ですぐに体は汗ばんできた。
尾根は登りやすくグングン高度をあげる。
振向くと、北ノ又川に銀山平が。そして荒沢岳が屏風のごとく広がっている。
ひと登りし稜線の上にでると、オーと思わず声が出てしまう。
荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、未丈ヶ岳、日向倉山そして連なる白銀の稜線。
左手の赤崩山は後で行くことにして右手へ白銀の稜線を進む。
稜線はなだらかでやや広く右を見たり左を見たり、振向いたりと素晴らしい展望を見ながら気持ちよく歩く。
少し歩いてはシャッターをきり、また歩いてはシャッターをきっていた。
木々の芽吹きはまだまだのようである。
見上げるとヤドリギの丸い形の物がいくつもついている。
また、雪面に写る木の影も美しく、すばらしい背景をえんしゅつしていた。
尾根は細くなり雪庇も右にはり出していて一部崩れている。
左手の雪面をトラバースし歩く。蹴りこみステップをつけながら慎重に歩く。
ほんらいならアイゼン、ピッケルで進む状態である。
もう少し冷え込んで雪面が硬くなっていたら、今の装備では進めなかった。反省。
やや急登を登りきると日向倉山頂に着いた。
山頂は広く360°の大展望である。
権現堂山、守門岳、毛猛山、未丈ヶ岳、会津朝日岳、燧ヶ岳、荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳。
いつかは縦走したい毛猛山、未丈ヶ岳の稜線も見える。
山頂まで3時間くらいと思っていたが2時間でついてしまった。
まだ9時で2時間で未丈ヶ岳までいけそうな気がしたが装備も不十分で今日は日向倉山に登りにきたので
計画は変更せずあきらめることにした。
先に歩いているはずの3人が見あらたない、未丈ヶ岳への稜線にもいない?
下りはもっと快適に気持ちよく歩けた。
3グループとすれちがうがみなさんアイゼンは履いていた。
大きなリュックをかついだ男性が1人やってきた。
路肩で話した群馬の人だった。この時間なら未丈ヶ岳まで十分日帰りで行って来れたのに「もったいない」と言われた。
稜線到達地点にもどってきた。
赤崩山へは踏み跡はついていなかった。
トラバースしステップをつけながら慎重に進み10分くらいで赤崩山に着く。
さてどの尾根から下りようか斜面をながめる。
右手の尾根が下までのびて確認できたので、その尾根へと下った。
途中、奥只見湖がV谷の先に良く見える。
北ノ又川ふきんに下り付いた。
地図では林道がのびているので積雪はあっても問題なく歩けると思ったのだがそうではなかった。
沢にスノーブリッジで歩くには怖すぎて歩けず川の淵を歩き沢の出をぬける。
そして斜面によじ登った。
こんどは斜面が崩れ、崩れた部分を慎重にぬけた。
ようやく、なだらかとなり無事到着。
大満足の大パノラマだった。

湯之谷交流センター ユピオで汗を流す。