石転ビ沢

ゲートからすぐに橋をわたり出発 温身平の林道 梅花皮沢
砂防ダム 梅花皮沢沿いの山道 山道
トラバース道 トラバース道 梅花皮沢沿いの山道
滝沢手前からの雪渓 夏道から雪渓の亀裂と穴 梶川出合付近
石転ビ沢出合
石転ビ雪渓 石転ビ雪渓
石転ビ雪渓 石転ビ雪渓
本石転ビ沢出合
石転ビ雪渓 石転ビ雪渓
北股沢出合上部付近 梅花皮小屋手前の急斜面
スキーヤー 下山時すれちがった6人グループ 石転ビ沢斜面で山菜採り

2010/6/4
天狗平−−砂防ダム−−梶川出合−−石転ビ沢出合−−北股沢出合付近−−石転ビ沢出合−−梶川出合−−砂防ダム−−天狗平
6:05   6:35    7:43(7:50)            10:10(10:30)            11:30(12:18) 1:15     1:46

数年前から石転ビ沢へ行こうと言っていたことがかない,Iさんと向った。
周遊ではなく石転ビ沢のピストンで雪渓を十分に楽しむ計画とした。
R113から県道260号を進み天狗平駐車場に着く。
支度をしていると隣に車がとまり地下足袋、ヘルメット、ナタ、鈴、大きなリュックと山菜採りスタイル男性が来た。
少し話しをして男性はすぐに出かけた。
我々もゲート、橋と渡り出発し林道を歩く。
ブナの多い森林の温身平セラピーロードを気持ちよく歩き、しばらく進み右手に折れ梅花皮沢沿いに歩く。
すると砂防ダムがあらわれ右手の階段を登り登山道となった。
豊富な水量の梅花皮沢沿い歩きは小沢を数回渡りブナ林そしてトラバース道となっていく。
ニリンソウ、サンカヨウの群生もあらわれた。
トラバース道は続き前方に雪渓も現れはじめた。
少し歩き山道は滝沢手前で雪渓におりた。
いよいよここから雪渓歩きと思い少し進むと雪渓にいくつも亀裂と穴が見える。
さすがに怖くて歩けず夏道にのり梶川出合付近で雪渓に入った。
男性が一人いてスケッチしていた。
聞くと朝、小屋から下りて来たとのこと、そして稜線は雲の中で強風らしい。
ここも沢の上から冷たいやや強い風が吹き降りている。
ヤッケをきてアイゼンを着けた。
さーいよいよ雪渓歩きである。
10本爪のアイゼンがきいて、気持ちよく歩ける。
石転ビ沢出合に着く。オーとつい声もでる谷間の雪渓は氷河のようにも見える。
右が入り門内沢で左が石転ビ沢だ。
石転ビ沢の雪渓に豆粒大の人と稜線も見えてきた。
少し登った時、左手の斜面から20cmくらいの岩と雪の固まりが砕けながら落ちて来て我々の近くまできた。
傾斜は段々と急となってきた、時々ふり向くと傾斜のきつさがよくわかる。
一瞬、冷たい強い風が吹き降りてきて立ち止まる。
ゆっくりアイゼンをきかせ登る。
大きなリュックをしょった男性においつく、見ればけっこうな年配者、新発田からきた人でゆっくりゆっくり登っていた。
あの歳になってもこの大雪渓を歩けるようになっていたいものだ。
本石転ビ沢出合をすぎ傾斜は一段と急となる。
急登の直登で息もあがる。
この急登を登りきりややゆるくなった北股沢出合上部付近に着く。
最後の難関の急斜面に張り付いている人が見える。
梅花皮小屋まで40分?くらいだろうか。
少しおくれて、Iさんも到着。
Iさんもやや年配者、ここでリタイヤで私に一人で行ってくれと言う。
二人でやってきた山行であるので当然一緒に下山することにした。
スキーヤーがテンポよく登ってきて、あの急斜面もジグザグにあがっていった。
ここにいた3人組は6本爪アイゼンとストックでは登れないと下っていった。
我々も落石もあるのですぐに下山を開始した。
急坂を慎重に下り、あとは快適な歩きとなった。
何人かの人とすれちがう、皆さんもくもくと登っている。
左上斜面に人がよじ登って山菜採りをしている。
梶川出合でアイゼンを外し雪渓の上での昼食タイム。十分に雪渓歩きを楽しんだ。
すると上からスキーヤーが滑り下りアッとゆうまに通過していった。
ここから下流は亀裂と穴もあるはずだが大丈夫なのだろうか。
夏道のトラバース道を花の写真を撮りながら歩く。
ブナ林に入るとハルゼミが鳴いている。
無事到着。

飯豊山荘で汗を流す。
歩いた後すぐにお風呂に入れるのは最高である。