親不知 〜 尻高山(677m)

親不知P 栂海新道
送電線鉄塔 栂海新道
栂海新道 栂海新道
栂海新道 栂海新道
入道山 大きく下る
二本松峠 林道交差点
林道交差点から尻高山、右奥に白鳥山
白鳥山 白鳥小屋
栂海新道(さわがに山岳会)
尻高山山頂 谷間から外波部落
日本海(親不知海岸)

2011/4/10
親不知P −−− 入道山 −−− 林道交差点 −−− 尻高山 −−− 入道山 −− 親不知P − 日本海
8:05      9:15(9:25)    10:06     10:56(11:23)  12:20     13:06

日本海の親不知海岸(0m)から朝日岳(2418m)を結ぶ「栂海新道」。
1961年小野健さんを中心に「さわがに山岳会」は壮絶な藪刈りを繰り返し日本海からアルプスを開通させた。
昨年、発行された「栂海新道ものがたり」は興味深く読んだ。
以前、尻高山から白鳥山を登ったことはあったが、今回、残雪期に起点の親不知から栂海新道の一部を
歩きたいと思い向かった。
親不知ICをおり数分で国道脇の駐車場につく。
支度をして歩き出す。
登山口からすぐに左の大洋橋を渡り杉林の急登を登り汗が出たころ送電線鉄塔を2脚、通りすぎる。
振り返ると日本海が枝越しに見える。イワウチワが咲いている。
山道は残雪歩きとなり壺足で歩く。
深く潜ることはなくワカンを履くことはなかった。
アップダウンしやや平らなピーク地点にくると杉林が見通しを悪くしていて地図と地形を見ながらルートを探すのに
10分くらいかかった。
登りかえして通過点のような所に入道山の看板があった。
枝越しに白鳥山が見えここからぐんぐん下る。
その鞍部が二本松峠である。
ここからまた杉林となりルートが分かりづらくなった。
小さな谷沿いが多分ルートだと思うのだが地図では尾根沿いに破線が引いてあるので急な斜面をよじ登り
細い尾根上に立った。
しかしどう見ても藪っぽくルートではないが尾根筋の方がわかりやすいのでこのまま進む。
谷のところに人が下りて行くのが見えたので「そこがルートですか」と声をかけると「私もよくわからない」と言って
歩いて行った。
あとで不思議に思うのは、この人の踏み跡は、今登って来たルート、この先の尻高山までのルートに
まったく無いのである。登山者ではなかったのか?
林道はまだ雪の下で車は通れない。どこから来てどこに行ったのだろうか?
林道交差点にくると尻高山から白鳥山まで一望できる。
かすかに白鳥山頂の小屋も見える。
そして字体を打ち抜いた栂海新道の道標があり赤い鉄骨階段を登り進む。
ブナ斜面を気持ちよく登る。
またいったん下り広い鞍部のような所につく。
周りをみわたし一番登りやすい右側斜面に取り付き進む。
すこし藪っぽいので赤テープを何か所か取り付け登って行った。
山頂はなだらかで広いためはっきりしないが高度計、地図を見てもまちがいなく尻高山山頂に到着した。
見晴は木々がさえぎり良くはないが日本海、外波部落が見える。
そして隣には黒姫山。
カップラーメンをすすっているとGPSをもった男性が一人やってきた。
聞けば、我々の踏み跡と同じく歩いてきたとのこと。
GPSルートから外れていませんでしたかと聞くとほぼルートどうりだったようだ。
下山は快適に歩いたが入道山への登りでややブレーキ。
無事到着。
日本海へ降りる階段を下る。
縦走してきた人達は、かならず海へ手をかざすとか。
いつかは是非、アルプスから日本海へ縦走したい。

親不知ICをちょっとすぎた所の親不知交流センターまるたん坊(入浴300円)で汗を流す。