硫黄岳(2760m)   赤岳(2899m)

北沢山道 北沢山道 赤岩の頭
硫黄岳から硫黄岳山荘へ 横岳への岩場 富士山
赤岳 赤岳天望荘と横岳 赤岳山頂
阿弥陀岳 南沢山道 トウヤクリンドウ
硫黄岳山頂
横岳から台座ノ頭、硫黄岳
横岳から赤岳、権現岳、阿弥陀岳、奥に甲斐駒、北岳

2002/9/8 − 9     くもり  (くもり時々晴れ)

1日目  美濃戸山荘−−堰堤広場−−赤岳鉱泉−−−赤岩ノ頭−−−−硫黄岳−−硫黄岳山荘
       8:32      9:20     10:20    11:50(12:30)  12:55    1:15
2日目  硫黄岳山荘−−横岳−−赤岳天望荘−−−赤岳−−−−行者小屋−−美濃戸山荘
       6:30     7:05    8:00     8:37(8:55)   9:45     11:15

寺泊AM4:30、二人で出発。   早出の日帰りもできるが今日はゆっくり1泊歩き。
R116−西山IC−(諏訪湖SAで朝食)諏訪南IC−ズームライン−美濃戸口に。
美濃戸口から左の狭い林道を進み山荘の有料駐車場に車をとめる。(二日分2000円)
空はどんよりしている。今日明日の天気予報はくもり時々雨。
いつ降られてもいいようにカッパズボンをはいて出発。  (しかし二日間降られることはなかった)
分岐から左の北沢方向に進む。
なだらかな林道で両脇にトリカブト、アザミが咲いている。
しばらくすると根元はコケに覆われたシラビソの森に入っていった。
堰堤広場から丸木橋を渡り沢沿い歩きとなる。
沢は鉄分が多いのだろうか少し赤茶ぽい。
やや登っていくと赤岳鉱泉についた。  見上げると山々が見えるはずだが雲の中である。
水を補給し進む。  沢を渡り雲の中の急登に入っていく。
下山者と言葉を交わす。イノシシとリスを見たとのこと。
山道はさらに急登のジグザグ道となる。   シラビソの森は倒木が多くなり倒木にはコケがつく。
雲の中の森は薄暗かったが突然、森をぬけ赤岩の頭についた。
昼食をとり、歩き始めると右の斜面から大きなカモシカが現れた。
登山道まで出てまたゆっくり斜面に消えた。
岩道を進むと岩石を敷き詰めたような広々した平らな硫黄岳山頂。北側は爆裂火口である。
火口沿いを通り七のケルンに導かれ進むと硫黄岳山荘に着く。
水洗トイレの工事中で秋には完成とのこと。
山荘に入ると薪ストーブに火がついていた。  夜は10°以下らしい。
外は雲もはれないので山荘でウイスキーなど飲みくつろぐ。
今日の泊まりは12人の登山客と大工さん1人で何回寝返りしてもOKの広々スペース。
夕食を食べ外に出ると向かえ斜面からカモシカの鳴き声が響いた。 アッあのカモシカではないか?
寝床に入るが胸に圧迫感があり少し眠れなかったがしだいに眠りに入った。
朝まだ雲に覆われていたが朝食が終わるころには雲も薄れ青空も出て来た。
寒く風もあったため手袋をつけ歩き出す。  コマクサの群生斜面が現れる。
横岳、赤岳、権現岳、阿弥陀岳の稜線が延びるのがよく見える。
そして右手に北アルプスの穂高、槍ヶ岳がとても印象的である。
クサリ、ハシゴの掛かる岩尾根の横岳につくと赤岳のむこうに甲斐駒、北岳、少し右に木曾駒が見える。
左手に富士山が。
クサリ場を過ぎ赤岳天望荘に、そしてガレ場の急登をゆっくり登る。
振り向くと歩いてきた尾根を一望できた。
山頂小屋から赤嶽神社のたつ赤岳山頂。  みごとな天望である。
地図を広げる、あらためて見ると八ヶ岳の山道の多さにはビックリする。
文三郎尾根に下山開始。
クサリが延びるガレ状の岩溝をゆっくり下りる。  目の前は阿弥陀岳である。
右に折れ進むと不安定な鉄網の階段が続き行者小屋に着いた。
小屋から横岳から赤岳の斜面が覆いかぶさるように迫って見える。
水無しのやや広い沢をしばらく歩きシラビソの森に入っていった。
右岸に渡り沢の流れを聞きながら沢沿いに歩く。
美濃戸山荘に到着。

もみの湯(500円)で汗を流した。