雨飾山 (1963m)

大海川沿い川原の木道 急登 ブナ林
荒管沢 布団菱の岩峰 急登尾根

1998/10/30

山頂からの笹平 笹平から雨飾山
雨飾山山頂から朝日岳、白馬岳 山頂から笹平、焼山、火打山
薬師尾根から駒ヶ岳 薬師尾根から鬼ガ面山と鋸山
ガレ沢状の山道 薬師尾根の紅葉

2003/8/30    くもり         24°
小谷温泉休憩舎−−−荒管沢−−−笹平−−−雨飾山頂−−−笹平−−−荒管沢−−−小谷温泉休憩舎
  8:00       9:00(9:10)       10:25(11:00)         12:00      1:08

上越では小雨が降っていたがトンネルをぬけ小谷村に入ってからは雨は止んでいた。
小谷温泉を過ぎ右折し広い駐車場のある休憩舎に着く。
トイレも自動販売機もある休憩舎が登山口となっていて登山者カードに記入した。
雨を心配しつつ歩き出す。
少し進むと大海川沿いの川原は湿地帯になっていて木道がのび水芭蕉の大きな葉が目に付く。
左の急登の尾根に取り付く。まだアジサイが咲いている。
ブナの大木が目立つようになる。山道は木の根で覆われたり岩となったりした。
ややゆるくなり少し降りはじめると対岸の急な尾根を登る人が小さく見えた。
まだ雪渓の残る荒管沢に着く。
細くなった雪渓のトンネルを潜ると雪渓で冷えた風が吹き下りてくる。
見上げると布団菱の岩壁がそそり立ちその上部は雲で覆われていた。
ん! デジカメシャッターが切れない。なんとバッテリー切れである。
4日前に充電して使っていなかったのでそのまま持ってきたのに。 アー。ショック。
急登尾根に取り付く。
リンドウ、トリカブト、アザミを中心に色々の花の咲くお花畑になってきた。写真が撮れない。
ガレた展望のきく山道となり金山、その後ろに焼山の頭が見える。
金山への稜線じょうに登山道がのびているのが確認できる。
分岐を左に進み笹平にでると雲に覆われ風も強く吹いていた。まったく見通しがきかなくなった。
目の前に雨飾山が見えるはずであるがわからない。
笹平から山頂への急登を登り山頂に着くと雲がスッと消え目の前に北アルプスが一望できた。
石仏のある南峰からシャッターを切るがやっぱりダメだ。 あと1枚でいいのに。残念。
火打山方向は雲で見えない。
三角点のある北峰にうつり食事の準備をしているとアッとゆうまに雲に包まれた。
下山開始。笹平から一瞬、鋸岳、鬼ヶ面山、駒ヶ岳の三山を見ることができた。
急斜面を慎重に降りつつ登山口に到着。

村営雨飾荘、近くにある露天風呂(志料)で汗を流す。
ブナ林の中の露天風呂は最高。


1998/10/30  晴れ時々くもり     12゜
ゲート−雨飾温泉−中の池−笹平 −  雨飾山頂  −   笹平 −  中の池−雨飾温泉 − ゲート
7:00  7:30   9:30  10:30  10:50(11:30)  11:46  12:20  2:00(2:30) 2:50

10/29会社から帰宅後,山のみじたくをして車で出発した。
寺泊からR116で西山に,西山から高速に乗り糸魚川手前のPAで車の中で寝袋にくるまり寝ることにした。
翌日糸魚川からR148で根知−−山口−−梶山へ
ゲート近くに車を止め,準備体操をはじめる。
出発。
林道をきょろきょろしながら歩いていると,雨飾山荘が見えてきた,ゲートには一般車両進入禁止のカンバン
があったが山荘利用者はここまで車でこれるようである。
山荘には県外ナンバーの車が2台あった。
山荘に登山者カードをもらいにいく。
登山口は山荘の左手から登りはじめる。山頂まで4時間と書かれていた。
山道は岩に苔が着いていて滑りやすくなった急登なので,慎重に登った。
この薬師尾根の急登は3時間続くこととなつたのである。
しばらくすると,後ろに糸魚川市が見えてきた。
かなりきつい登りになってきたが,左手に駒ヶ岳,鬼ヶ面山,鋸岳と海谷三山の鋭い山が紅葉色に染まって
いるのが良く見える。
中の池に着く。
小さな池が3つくらいある湿地で歩きにくかった。
冷たい風が吹き始め寒くなってきたので,シャツを着替え手袋をつけた。
山道はところどころロープが張られガレた沢状の急登である。
笹平の分岐点に着くと60才台の男性が足がつって山頂を断念してここで休んでいるとのことだった。
その人のグループは山頂に向かって,その中に,この雨飾山で100名山を達成する人がいるとのことだった。
100名山は4年で達成したとのことで,さらに300名山を達成している人もいるそうである。(京都の人)
笹の広がる平らな面にもっこり雨飾山が突き出ている。
風で笹がざわついている,そこをぬうように歩く。
左手に荒菅沢が深くえぐれている。
急登をひと登りし雨飾山頂。
石仏と祠のある南峰にいって三角点のある北峰にいった。
360°の展望である。白馬連峰,焼山,火打山,海谷三山と今歩いてきた笹平が透き通るように見える。
山頂にいた新潟市の夫婦からおにぎりをもらう。
下山開始。
神難所沢方向から白い雲がどんどんわき上がってきた。
笹平の分岐点,足をつった人はいなかった。
ガレた山道は歩きにくく捻挫しないようゆっくり下りた。
中の池でまずは一服。
風はなくなりガスっている。
薬師尾根は今が紅葉の真っ盛りである。
この紅葉を楽しみながらゆっくりと歩いていると,沢の水の音が大きくなってきた。
雨飾温泉に到着。
山荘に入浴の手続きにいった,男女別の内風呂と山荘手前の露天風呂がある。
入浴料500円    露天風呂の”都忘れの湯”につかる。
風呂は私一人,湯には紅葉した落ち葉が数枚漂っているイヤー気持ちのいいこと。
山荘を出る。
ゲートに到着。