鳥海山  (2235m)

賽ノ河原と日本海 鳥海湖とハクサンイチゲ 八丁坂からの新山
千蛇谷の雪渓と落石 岩の山道にミヤマキンバイ 小屋から新山への岩の急登
新山山頂 外輪山とり付きの山道 外輪山の尾根
荒神ヶ岳、新山、行者岳、伏拝岳
チョウカイフスマ

2002/6/29    晴れ    22°
      象潟口コース
鉾立−−賽ノ河原−−御浜小屋−−七五三掛(千蛇谷)−−大物忌神社−−新山−
5:23   6:20     6:58     7:55          9:10(9:20)  9:40

大物忌神社−−−−(外輪山)七五三掛−−御浜小屋−−−−賽ノ河原−−鉾立
10:00(10:46)        12:12    12:52(1:08)  1:30     2:12

PM1:30車で3人で出発。
長い長い海岸線の国道を進み村上からは鷲ヶ巣山、鶴岡からは月山、酒田から鳥海山が大きく迫ってきた。
鳥海ブルーラインの杉の森林帯に入る。
標高1150mに建つ鉾立山荘にPM6:50に到着。
山荘はとてもきれいで素泊まり(1370円)。
今日は8名の泊まりで1階は我々だけで2階は女性のようであった。
すばらしい夕日がしずんでいく。右手に飛島がぼんやり浮いているように見える。
外で食事をする。象潟町の夜景と漁火がとてもきれいだ。
翌朝、山荘前の大駐車場で車内仮眠していた人達も支度をはじめている。
思ったほど登山者は少ない。山開き前のせいか?
AM5:23登山者カードに記入し歩き出す。
はじめはコンクリートの階段ですぐに展望台についた、奈曾渓谷、白糸ノ滝が逆光と相まって美しい。
低木帯で見通しはよくきき振り向けは日本海である。
もう雪渓があらわれた。
左の笹原の沢の水音を聞きながら残雪道を進む。
賽ノ河原につく。まずは一息いれる、雪解け水は冷たい。
ササ道を登ると石畳がのびている。これまでも随所に石畳が現れているがさすがに信仰の山である。
チングルマやミヤマキンバイなどの花が目に付くようになってきた。
左手の稲倉岳への尾根がのびている。
御浜小屋につくとすぐに鳥海湖が目に飛び込んでくる。まだ水面は半分雪に覆われている。
新山、外輪尾根、鳥海湖、稲倉岳そして樹海が広がる。
なんといってもハクサンイチゲを中心に広がる花畑である。
3週間後にはニッコウキスゲの花畑になるようである。
御田ヶ原の花畑から石畳を下り登りかえす八丁坂を進む。
登りきり七五三掛から左の急な谷を降りると千蛇谷の雪渓が雄大に新山にのびている。
右に外輪山の壁がそびえていて、そこからの落石が雪渓に幾つもころっがている。
雪渓は壁の高い位置まで、まだのびていた。
雪渓から急登の岩場の山道に入る。岩の隙間からミヤマキンバイの黄色い花があふれている。
岩のガレ道、石段から鳥海山大物忌神社に着く。
山小屋は3日後からの営業のようである。
リュックを置き岩峰のそそりたつ新山山頂に向かう。
ペンキ印を目安に岩をよじ登る。
岩の隙間をぬけ一登りし狭い新山山頂に立つ。
ちょうどガスってしまい遠方を見ることはできなかた。
鳥海山の最高峰は外輪山の七高山であったが1801年の噴火でこの新山に座を譲ったようである。
鳥海山大物忌神社に下り温かいコーヒーをいれた。
外輪尾根に向かう。
壁のへつりから尾根上にでた。イワウメ、チョウカイフスマなども見ることができた。
尾根から何回となく千蛇谷雪渓をのぞきこむ。
ハイマツ帯を進みアザミが目につくようになる。
御浜小屋付近の花畑で昼食をとる。
三脚を立てたカメラマンがおおぜいいる。
賽の河原からの残雪もだいぶゆるんでいた。
無事、登山口到着。天候にも恵まれ大満足の歩きであった。

鳥海温泉保養センターあぽん西浜(350円)で汗を流す。
とてもいい温泉、施設で350円とはびっくりであった。