竜門山(1688m) 〜 大朝日岳(1870m)

日暮沢からの山道 根張りの急登 山道から清太岩山、竜門山
山道から小朝日岳、大朝日岳、竜門山、寒江山、以東岳の稜線
紅葉尾根 竜門山 竜門小屋から佐渡ヶ島に沈む夕日
竜門小屋からの稜線
竜門小屋から月山、鳥海山 方向
西朝日岳への尾根 大朝日小屋 大朝日岳山頂
山道から中岳、大朝日岳
小朝日岳への山道 小朝日岳 古寺山
古寺山鉱泉への分岐 紅葉の山道 急降下

2003/10/11−12
11日(晴れ)
   日暮沢小屋 −− 清太岩山 −−  竜門山 −− 竜門小屋
    9:28        12:30       2:00      2:10
12日(朝雨-曇り時々晴れ)
   竜門小屋 − 西朝日岳 − 大朝日小屋 − 大朝日岳山頂 − 小朝日岳 −古寺山 − 日暮沢小屋
    6:06     7:14       8:50      9:00(9:40)           11:40     2:30

寺泊3:15発、途中3人と合流し4人で出発。
R116−R7−R113−R287 朝日町では赤いリンゴが沢山、実っている。
見附から根子川沿いの日暮小屋に向うはずが道を間違え見附川沿いの林道に入ってしまいゲートで行き止まり
となりようやく気づく。
引き返し根子川沿いの日暮小屋につくが車で満杯で少し戻った所のスペースに車を止め支度をはじめる。
3年前にきたときは雨でまったく展望どこるではなかった。
今回は展望と大紅葉を楽しみにしてやってきた。
右手から入り竜門登山口に、そしていきなりの急登が続く。
ブナ林に変わる急坂はブナの根が張る山道である。高度があがるにつれ紅葉の色も深さを増してきた。
水場で一息いれる。少し降りた左手に水場はあるがチョロチョロのようである。
男性が一人下りて来た、聞くと日暮沢ー竜門ー狐穴ー以東岳のルートの往復とのことで私もこのルートを調べた
ことがあり是非とも歩いてみたいと思う。
灌木帯となり山道もゆるやかになり清太岩山、ユウフン山がみえてきた。
左手に大朝日岳、右手に以東岳も見えている。
ひと登りして清太岩山につく朝日連峰のパノラマが広がる。
いったん急降下し紅葉樹林の鞍部から登り返す。
ハイマツ尾根のユウフン山に着く。
小朝日岳、大朝日岳、竜門山、寒江山、以東岳の稜線が一望でき竜門小屋もみえてきた。
もうひと登りし分岐を右に折れ竜門小屋に向う、前方に寒江山が。
立て替えられた新しい竜門小屋にはもう沢山の人である。
管理費1500円を納める。
前は領収代わりに幹の輪切りに竜門小屋の刻印が押された札をもらったのだが今はないようである。
管理人さんから2階の小スペースの場所を指示されたがまだまだ人がくる。
立てないが屋根裏部をつかってもいいとゆうのでそちらに移る。少しは余裕ができた。
月山、鳥海山を見ながら燗酒で乾杯し夕食。最後に餅を焼いて醤油でいただく。
赤く染まる夕日が佐渡ヶ島に沈んでいく、その夕日は月山、鳥海山も照らしていた。
沈んでから一段と雲を赤く染めている。 なかなか見られない幸運な日である。
6時ではあるが皆さん床につく、もう野獣のようなイビキが鳴り響く。
深夜2時半、もう眠れないと思いラジオをもって外に出る。
うっすら見える山並みを見ながら深夜放送を聞く、深夜放送なんて久しぶりに聞いたなあと思う。
朝、小雨と強風の中、歩き始めることとなった。  しかし雨はすぐにやむ。
西朝日岳に着く頃には遠方の山々も見えるようになってきた。
ピラミッド状にそびえる大朝日岳が目の前に、そして斜面に草紅葉が広がっている。
いったん降って登り返し中岳。 左手に水場の金玉水。
ひと登りし大朝日小屋に着くと管理人さんが小屋の掃除中であった。昨晩の小屋は80人のぎゅーぎゅーとのこと。
ザックを置いて大朝日岳山頂に到着。
素晴らしいパノラマ(飯豊、吾妻、蔵王、船形、月山、鳥海山、日本海)そして紅葉斜面。
山々は広域地図がないので多分、あれがそうだろう程度である。
朝日鉱泉、鳥原山、御影森山、中尾根のルートよく確認できる。
小朝日岳方向に下山開始。
急降下のそこに銀玉水。この水は本当に美味しい。
山道はゆるやかとなり小朝日岳南面の急斜面紅葉がきれいだ。
左のトラバース道に進み紅葉面にダテカンバの白い木肌がひときは美しい。
古寺山から大朝日岳と稜線がよくみとうせる。
ブナ林に入っていきカエデ、モミジ、ツツジ、ウルシなど赤みも増し紅葉の森の中にすいこまれる。
急降下をしばらく降り足にも疲れがでてきたころ根子川に着き右手に川沿いに歩く。
林道に出て20分歩き日暮小屋に到着。

柳川温泉で汗を流す。(300円)
コンニャクダマの煮たものが美味しく2串食べた。 


2000/9/9−10   9日くもり 10日雨
  9日  日暮沢小屋−清太岩山−ユウフン山−竜門山−竜門小屋
        12:35    15:13  15:53  16:40  16:50
 10日  竜門小屋−西朝日岳−大朝日岳小屋−大朝日岳−大朝日岳小屋−小朝日岳−ハナヌキ峰−林道 −日暮沢小屋
        7:13   8:20   9:35      10:00   10:20     11:20   12:50  14:16  14:35

  二人で朝日岳を歩く。
  寺泊を朝6:10出発。R116−−R7−−R113−−R287−−大江町(27)−−西川町(見附)−−日暮沢小屋
  小屋には昼12時着。
  途中,道を間違えたりしたため約6時間かかってしまった。
  車の運転席側の窓が上がらない,とりあえずシートをドアに挟むことにした。
  日暮沢小屋は3階建ての新しい山小屋で管理人さんが二階を掃除しているようである。
  小屋の前にある水場の水をグッと飲みスタートした。
  登り初めからすぐに急登となる。
  ブナ林の根の山道はなにか深い山へ吸い込まれる心境にする。
  山道は急,緩を繰り返しハイマツ帯にかわってきた。
  雨は降っていないが雲に覆われている。かすかに尾根から竜門山が見える。
  左手にもかすかではあるが小朝日岳らしき影も見えた。
  しかしずっと続く稜線は望めそうにない。
  山道脇にはリンドウやトリカブトもときより咲いていた。
  竜門山を右手に折れ少し歩いたところでガスの中から竜門小屋がボーとあらわれた。
  我々が今日の最後の訪問者であった。
  小屋は団体客もあって満員,少しスペースをあけてもらい,暗くなる前にと着替え,寝袋も広げた。
  私はすぐに食事を済ませてから水割りを飲み始めた。
  管理人さんと話しながら飲んでいたが7時が消灯とゆうことで,外で飲むことになった。
  霞む月明かりの中,今度は手がとどきそうな満点の星空を見にまた来てくれと管理人さん。
  寝袋に入ったが,いびきの合唱でほとんど寝ることはできなかった。
  4時前には団体さんが身支度を始める。
  外は雨風である。
  西朝日岳まで横なぐりの雨で山道もかなり水がたまっている。
  連峰の稜線がのびているのだが,本の写真をおもい浮かべながら歩く。
  一登りすると大朝日小屋に到着。
  小屋には人影はなかったがすぐに一人,日暮沢小屋から登ってきた男性が入ってきた。
  竜門から日暮沢小屋まで日帰りで歩くとのこと。
  我々はザックを小屋に置き大朝日岳山頂に向かった。
  小屋に戻ると8人グループの人達が食事をしていた。下山開始。
  銀玉水で水を補給する。
  ここから下の沢にはまだ雪渓がのこっている。そして小朝日岳との稜線が見ることができた。
  小朝日の左の巻き道を通り古寺山,ハナヌキ峰へ,途中,古寺鉱泉から大朝日小屋までの
  ピストンで歩く60代の男性と言葉を交わす。
  健脚であっとゆうまに消えていった。
  私はザックの重さが肩にかかるのがわかるようになる。
  ハナヌキ峰からの山道はみごとなブナ林に包まれていた。
  やっぱりブナはいい。
  途中,コケ採りの人と言葉を交わす。もうコケ採りの季節に入ったのか。
  沢の流れる音が大きくなり,右手に折れ沢沿いに進む,しばらく進むと林道があらわれた。
  無事,日暮沢小屋に到着。
  柳川温泉で汗を流す。(200円)