御前ヶ遊窟 (846m)

鍬ノ沢 鍬ノ沢、左岸の山道 シジミ沢出合
シジミ沢のとりつき スラブ
御前ヶ遊窟(岩穴)
尾根(ソウケイ新道) 尾根(ソウケイ新道) 鍬ノ沢の渡渉

2001/10/6    晴れ時々くもり   20°
  登山口−−タツミ沢入口−−シジミ沢出合−−御前ヶ遊窟−−−ソウケイ新道−−タツミ沢−−登山口
   8:00    8:25       9:25     11:05(12:15)             1:25    2:10

一人と合流し二人で。
R49津川から227太田そして228柴倉川沿いに進み登山口車道脇の駐車スペースにとめる。
5分位歩くと登山箱が有りノートに記入する。今日はいないようだ。
少し歩くと分岐で鍬ノ沢へ下にくだる。
昨晩の雨もあってかぬかるんで滑りやすい。
鍬ノ沢を飛び石で渡り少し登り沢の左岸を進む。
山道はスギ林、ブナ林が交互に変わり緩いアップ、ダウンを繰り返す。
道も細くなり左右の切り立った斜面が迫る。
大きな岩下に魚影が3匹見える。
紅葉は少しではあるがすすんでいて沢沿いの景観は美しい。
管倉沢の出合からは御前ヶ遊窟の三本の岩塔が見える。
シジミ沢出合に着く。魚留の滝をみながらまずは休憩。
水を汲み、さあ、400mのスラブのよじ登りが始まる。
苔つきの岩からとりついて登るがルートは本当にこれでいいのか不安になる。
スラブの岩が一望できる所にきたが水が流れ岩肌を登ることはできず、右の灌木の枝頼りに登る。
ロープ、鎖で登るのかと思っていたが無い。息はすぐに切れ、慎重によじ登る。
ようやくロープ、鎖があらわれる、今回こんなにロープ、鎖が頼りになり安心感をおぼえたことはなかった。
しかしずっとロープ、鎖があるわけではなく、ほとんど枝と草が頼りである。
その時、頼りの枝が折れ一瞬、体がフワーとなっりアッと思い左手で細枝に手がとどいた。
体に電流が走ったように思えた。イヤービビッタ。
岩壁の中央を横切るところも、こうゆうこともあり緊張した。
1時間半のスラブの登りも緊張の連続で時間も短く感じる。
大きな二つの岩穴、御前ヶ遊窟に着く。
岩穴で切り立った斜面を見ながら昼食をとる。
尾根のソウケイ新道へ下山開始。
小さなカンバンに帰り道はソウケイ新道へと示されている。
たしかに、このスラブを下りるのは危険すぎる。
少し進むと右下に別の大きなスラブが見える。
尾根上のスギの木が立てに裂けていて数本先の木は焦げている。落雷であろう。
途中5箇所の鎖場(1箇所は注意が必要)があったが、急な下りを終えタツミ沢に出た。
ソウケイ新道を登り途中で引き返した3人にあうが、すぐに下山していった。
水に滑らかに削られた美しい白い岩があった。
鍬ノ沢沿いに進み沢を渡られそうな所を探し渡渉し対岸を少し登り来た道と合流する。
渡渉の前後の山道は不明朗である。
無事、登山口に到着。

津川温泉清川高原保養センター(500円)で汗を流す。
体がツルツルする湯であった。