八海山 (1778m)

山頂駅からの尾根道 振り返り女人堂の小屋 鎖場
薬師岳から千本檜小屋と地蔵岳 鎖場の連続 白河岳と釈迦岳
七曜岳、白河岳、奥に越後駒ガ岳、中ノ岳
釈迦岳 剣ガ峰 大日岳から入道岳、奥に中ノ岳
入道岳から八つ峰 入道岳山頂から中ノ岳と続く稜線 梯子がのびる
カッパ倉から八つ峰 稲荷 新開道

2005/7/9   くもり
登山口−−山麓駅−−山頂駅−−女人堂−千本檜小屋−−大日岳−−−入道岳−−−−分岐−−カッパ倉−−稲荷−−登山口
7:00 7:35(8:00) 8:10   8:52    9:35     10:22  10:50(11:10) 11:32  12:25   12:55  1:38

寺泊発、長岡ICに入ると関越道は震災での段差や路肩の工事のため1斜線を止め復旧作業をおこなっている。
たしかに開通してはいるが段差や路肩の崩れ標識も傾いている。
六日町ICから八海山ゴンドラへの標識にそって向かう。
ゴンドラ駐車場につくが早すぎたため屏風沢登山口に向かいこの登山口に車をとめる。
支度をして車道を歩きゴンドラ駐車場に着く、35分くらいの歩きであった。
片道1000円の乗車券を買い始発8:00のゴンドラで山頂駅に着く。
鎖場では通過待ちで待ったりするなどと聞いていたので足早に先頭で歩くことにした。
少しアップダウンしながら登っていくと左手からの大倉登山道と合流し次に右手に残雪の残る漕池を通過する。
急登をひと登りすると避難小屋の建つ女人堂に着く。
昔、女性はここから先の入山が禁じられていたと聞く。
少し下ると祓川沢の水場にくる、見上げると沢の上にはまだ豊富な残雪がのこっていた。
八海山はゴンドラ山頂駅からは観光客も歩く快適な稜線歩きと思ってしまっていたが、いつもの登山道であることにビックリしている。
シャクナゲ、ヒメシャガ、イワカガミ、マイズルソウなど群生はないが花は多い。
長い鎖場をひと登りすると銅像、仏像が立つ薬師岳に着く。
越後駒ヶ岳、中ノ岳、奥に荒沢岳が展望でき、前には千本檜小屋と八つ峰がまっている。
千本檜小屋で一息いれる。
ここは食事付の泊まりができるようであるがまったく人気がない。
いよいよ地蔵岳から八つ峰の鎖場である。
八つ峰(地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支天岳、剣ガ峰、大日岳)
鎖は補助ではなく、完全に頼り綱で足場を気にしつつ腕力でよじ登る。
岩場のトラバースも鎖を握り締め通過する。
今日はこの八つ峰は私が最初のようで慎重に歩くがスムーズに進めた。
大日岳で鐘を1つ鳴らす。
薄くもり、風も適度にあり快適な日で展望と切り立った斜面をみながら一息いれる。
両手は鎖の錆びで赤茶色になっていた。
八海山の最高峰の入道岳へ向かう。
途中、錆びをとるのに何度も草、笹で手を擦る
細尾根にはニッコウキスゲ、タテラマリンドウ、ヒメシャガ、シラネアオイなど咲いていた。
大きな雪の固まりは今にも斜面から崩れそうになっている。
ひと登りして入道岳に到着。
ここから中ノ岳に続く稜線が良く見える。
魚沼三山の山頂には立ったがそこからの縦走はまだない、いつかは歩きたいものだ。
少しガスってはいたが越後駒ガ岳、中ノ岳、荒沢岳、丹後山、平ヶ岳、巻機山が見えた。
富山県から来たと言う男性と話すと6月上旬に来たときは積雪で9合目で断念して戻ったといっていた。
下山開始。
迂回路に入り長い長いアルミ梯子を下りから新開道に入った。
はじめは鎖で下りたりトラバースしたりし急降下したがやがて普通の尾根道となる。
カッパ倉で一息入れ八つ峰を見上げる。
灌木帯のゆるい下りとなる。
ブナが多くなってきて赤い小さな鳥居と狐の置かれた稲荷様に着いた。
山の動物達の集会場のような、とても雰囲気のある空間であった、左手に水場もある。
ブナ林と灌木の混じる、歩きやすいとてもいい山道である。
ギンリョウソウがニョキニョキでていた。
スギの植林のような所に入ってきて少し草薮ぽくなっている。だいぶ続いた。
広場のような所に出て林道を歩き屏風沢登山口に到着。

五十沢のさくりの湯で汗を流した。