針ノ木岳(2820m)   蓮華岳(2798m)

大沢小屋 雪渓が見えてきた 針ノ木雪渓
雪渓割れで高巻き 雪渓のピーク点 ジグザクの急登
針ノ木峠の針ノ木小屋 針ノ木の山道から蓮華岳 針ノ木岳山頂から黒部湖
針ノ木岳 蓮華岳への山道 蓮華岳山頂からの日の出
富士山、蓮華岳山頂、燕岳、槍ヶ岳、野口五郎岳、針ノ木岳
針ノ木岳山頂、立山、剣岳、赤沢岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳

2002/8/31−9/1      晴れ

8/31  扇沢駅−−大沢小屋−−雪渓口−− 針ノ木小屋 −−− 針ノ木岳 −−−針ノ木小屋
       7:55    9:06     9:45   12:20(1:28)   2:28(3:10)    3:55
9/1   針ノ木小屋−− 蓮華岳 −− 針ノ木小屋 −−雪渓口−−大沢小屋−−扇沢駅
       4:12     5:05(5:40) 6:20(7:15)   8:50     9:25    10:30

寺泊AM3:30、二人と合流し3人で出かける。
昨晩、大糸線が雨で一時とまった、そのせいで姫川は濁っていた。
西山IC−糸魚川IC−R148−大町アルペンライン−扇沢駅へ。
途中、柏原新道口付近の駐車スペースはほぼ満杯である、鹿島槍ヶ岳への人達であろう。
7:20無料駐車場到着。黒部ダムへのトロリーバスターミナルの有料駐車場はほぼ満杯であった。
朝食を食べ支度をしているとトロリーバスの発車ベルが鳴る。
二日間天気はよさそうである。出発。
はじめは山道を縫うように車道が通っていて3回横切った。
広い広場から沢の谷間に赤沢岳がそびえている。  風が無く暑い。
途中、休憩している男性と言葉を交わし、ここから翌日の下山まで一緒に行動を共にした。
苔付きの岩の隙間から湧き水が湧き出ていて8m位流れまた岩の隙間へすいこまれていった。
この水が冷たくまろやかで美味しかった。 伏流水は美味しい。
アップダウンがあり、やや広い沢を渡りしばらくすると大沢小屋についた。
通り過ぎようとしたとき小屋の主人に何人だね、と尋ねられた。
針ノ木雪渓が見えてきた。 沢の斜面にまだニッコウキスゲが咲いている。
雪渓口に来ると沢水の流れと一緒に雪渓で冷やされた空気も流れ込みなんとも気持ちがいい。
しばし休憩し雪渓の先を眺める。
アイゼンは付けずに歩き出す。  雪渓は所々割れていた。
気持ち良く一歩一歩進み右岸にうつる、先に大きくスパッと割れた雪渓は通れず右斜面を高巻きとなる。
この高巻きの急登にはクサリも付いており、下山者がきたので下でまっていると20cm位の岩が落ちてきて
後ろ向きの私の近くをかすめていった。
(落)て声をだしてよと思う。  後ろ向きの私も悪いか。
ここからは雪渓に下りることはなく雪渓ピークまで右斜面の巻き道であった。
左斜面にうつり岩のガレ道となる。
花の種類も数も多くなってきた。
ウサギギク、ウメバチソウ、ジュウモンジソウ、タテヤマリンドウ、テガタチドリーーーなどなど。
もう花は期待していなかったのだがけっこう咲いていた。
最後の水場、チョロチョロではあるが美味しい。
このコースは水の心配はまったくなかった。
斜面はさらに急となりジグザグ道となりゆっくり進む。
団体の添乗員と思われる人はバテた人のリュックを抱え登っていく。
もうすぐ小屋だ。の声はするがなかなか進まない。
針ノ木峠に建つ針ノ木小屋に着く。  小屋の前から槍ヶ岳が見えていた。
小屋の手続きをして水1リットル交換券をもらう。
昼食をとり、リュックを小屋に置く。
小屋の主人が日の出は蓮華岳の方が良いかも知れないとゆうので針ノ木岳へ向かった。
山道は岩のガレ道である。  そこにチシマギキョ、トウヤクリンドウ、チングルマなど咲いていた。
針ノ木山頂からは黒部湖を見下ろすことができ遊覧船の波紋が湖に広がっていた。
目の前に立山、剣岳が見えるはずなのだが黒部ダムの方から雲が立ち上がり見えなかった。
小屋に戻る山道から明日登る蓮華岳がよく見えた。
オレンジ色のテントが6基、張られている。
小屋に戻ると山並みを見ながらビールで乾杯。
同じテーブルにいた3人がとても面白い新潟の人で楽しい山の話となった。
外にある3コのトイレの1つは槍見荘とゆう名前がつけらせており、屈んだ顔の位置に窓が開いていて
目の前に槍ヶ岳が見えるのだ。     とてもいいネーミングである。
小屋に入り夕食。カレーの煮付けとメンチカツがメインのメニューであった。
小屋は割とすいていて寝床スペースは十分でぐっすり寝ることができた。
午前3時、外を見ると風はあるものの満天の星空であった。
午前4時過ぎヘッドランプを点け蓮華岳に向かう。  日の出は5時10分。
急登を過ぎ、なだらかになると一段と風が強く感じる。
アッ。  雷鳥?が走った。
5時5分、蓮華岳山頂に着く。  なんとか日出にまにあった。
鹿島槍ヶ岳、奥に火打、そして日の出、右に富士山、槍ヶ岳。  赤く染まった。
朝日は後ろの針ノ木岳、剣岳をも照らし始めた。
帰り、明るくなった斜面に、もう終わりかけのコマクサが沢山あった。
小屋で朝食をとり下山開始。
もう登ってくる人とすれ違う。
雪渓にくると3人はアイゼンをつけ私はそのまま下りた。
途中、若い女性が一人下りの雪渓歩きにてこずっていた。
あの湧き水でまた一杯いただいてから進む。
車道につくとサルが一匹。少し進むとまた一匹現れた。
二回目の車道との交差地点ではサルが私の横2mをゆうゆう歩きさった。
扇沢駅前で一緒に歩いた男性と別れる。  駐車場到着。

薬師の湯(500円)で汗を流す。