金山(2245m)   天狗原山(2197m)

ジグザグのブナの登山道 水場 山道
沢状の山道 山道から雨飾山 山道
斜面から高妻山、戸隠山 オオシラビソの山道 山道から乙見湖
天狗原山から神ノ田圃、金山  奥に焼山、火打山、妙高山、乙見湖
神ノ田圃のお花畑
お花畑の中のお地蔵様 神ノ田圃から天狗原山 金山山頂
金山から焼山、火打山、妙高山、乙見湖

2005/8/17    くもり
登山口−−−水場−−−天狗原山−−−−−金山−−−−−天狗原山−−−水場−−−登山口
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今年の夏は異常でゲリラ的な大雨が続いている。
天狗原山から金山のお花畑は綺麗だと聞いていたので出かけた。
寺泊AM3時出発。
一つ確認できないまま出かけた、それは毎日、ゲリラ雨による大雨警報がでている。
小谷温泉から笹ヶ峰への道が通行止めになっていないか心配であった。
北陸道糸魚川ICでおり姫川沿いにR148を進み道の駅で朝食を食べる。
小谷温泉口から雨飾荘そして右折して笹ヶ峰方向の道に入る。
道路工事はしているが通れるようだ。
登山口を見逃したか心配になりはじめたころ、ようやく登山口に着く。(雨飾荘から歩くと1時間30分らしい)
車が6台くらい止められるくらいの駐車スペースで湘南ナンバーの車が1台、男性が一人出発していった。
私は1ヶ月ぶりの山歩きで十分に準備運動してから歩き始めた。
急斜面、ジグザグのブナの山道を登っていく。
急登をひと登りすると小さな広場のようなところに着きすぐ左手に水場があった。
今日は十分に出ているが、涸れる時期もあるようである。
ブナ林を進む。色んなキノコが沢山でている、とくに白っぽいキノコが目に付く。
左手をふと見ると雨飾山が木々の間から見える、しかし段々雲が広がり雨飾山が見えたのは、この時だけであった。
岩帯の左手を登り下っていく、そして山道沿いにカニコウモリの花が続く。
途中大木が何本か倒れている。
沢状の山道となり赤テープがぶらさがっている。赤テープがなかったら不安になる山道である。
草薮でかきわけ進むが草の雨露でズボンはベショベショである。
ガレの頭の斜面から振り返ると高妻山、戸隠山が薄雲にかかっていたが、かろうじて見えた。
トリカブト、シナノナデシコ、アザミ、ダイモンジソウ、ヤマハハコ、タカネナデシコなど、咲いている。
オオシラビソの山道となる。
急に樹林をぬけ草原に出て右手に乙見湖が見える。
だんだんとお花畑になってきた。そして花畑の中にポツンとお地蔵さんが迎えてくれる。
天狗原山の山頂はハイマツに覆われよくわからない平らな場所であった。
ウサギギク、クルマユリ、ミヤマキンバイ、ヨツバシオガマ、など、とくにハクサンフウロウはとても沢山咲いていた。
天狗原山から神ノ田圃、金山  奥に焼山、火打山、妙高山、乙見湖と見ることができた。
神ノ田圃から金山の稜線はきれいだ。
いったん下り右側を登り返す、花の中でもニッコウキスゲとイブキトラノオがよく目に付く。
神ノ田圃は湿地帯で地塘もあり色とりどりの花が咲く楽園でタテヤマリンドウが多くなってきた。
今がちょうど花盛りのようである。
金山へ向かう斜面にはハクサンコザクラ、チングルマの多く咲くところのようでここもまたすばらしい。
花に気をとられているうちに金山山頂に着いた、いつのまにかガスってしまっていて展望はきかなくなっていた。
しまった、まだ焼山方向の写真を撮っていなかったのにと思いつつおにぎりをほうばる。
下り始めようとした時、ガスが引いてくれた火打山には雲がかかってはいたがラッキーであった。
すぐに写真を撮るが、白馬三山はとうとう見ることはできなかった。
花畑をゆっくり歩き下りる。
オオシラビソの森からブナの森をへて登山口に到着。
とても静かな山旅であった。

雨飾荘近くの森の中の露天風呂につかる。