茂倉岳(1978m)〜蓬峠

茂倉新道の檜廊下 矢場ノ頭から茂倉岳 茂倉岳避難小屋
茂倉岳と一ノ倉岳 茂倉岳山頂 山頂から一ノ倉岳と谷川岳
避難小屋から万太郎山 蓬峠 と 武能岳 蓬沢でカモシカに出会う

2001/9/1−2     曇り時々晴れ 
  9/1  土樽 −− 矢場ノ頭 −− 茂倉岳避難小屋<−−>茂倉岳
        9:08    11:08      12:50           1:08
  9/2  茂倉岳避難小屋−茂倉岳−−武能岳−−蓬峠−−中ノ休場−−林道口−−土樽
        6:00        6:12    7:32   8:10   9:12    10:10   10:43

  早出の日帰りとも考えたが2日間いい天気のようなので茂倉岳避難小屋で泊まり
  ゆっくり歩くことにした。
  蓬峠への分岐があり右の鉄橋を渡り左にまくように進むと広い広場がある。
  車が2台あり、すぐまた1台きた。夫婦で茂倉岳までピストンとのことですぐに登って行った。
  はじめから急登のきついブナ林が続く。
  山道は細尾根の檜林にかわる。
  昨日の雨で木の根は濡れ、滑りひじょうに歩きにくくなっていた。
  2時間の急登は矢場ノ頭で、ひとだんらくである。
  展望はよく、谷川岳から万太郎山への稜線が美しく見える。
  そしてここから茂倉岳へ尾根がまっすぐにのびている。
  男性が一人きて話すとロープウエーから縦走して土樽に下りるとのこと。
  尾根は少しガスってきたが見晴らしはいい。
  右下を見ると高速道トンネルの排気塔がたっていた。
  谷川連峰の下にはJR線、新幹線、関越道のトンネルがのびているのだ。
  茂倉岳避難小屋が見えてきた、右奥の谷川岳の肩ノ小屋も見える。
  小屋には誰もいなかった、リュックを置いて山頂に向かった。
  笹道を15分くらいで茂倉岳山頂に着く。
  山頂には誰もいない、一ノ倉岳、武能岳、土樽の標道がたっている。
  良く見ると標道にクワガタ虫が一匹いた、お尻をなでたら飛んでいった。
  一ノ倉岳、谷川岳山頂付近に人が5,6人見える。
  朝日岳、仙ノ倉岳は雲がかかっていた。
  1時間、標道の下に座り山並みと雲の移り変わりを眺めていた。
  小屋に戻り水場に向かった、水場は小屋の後ろ1分くらい下りた所にあった。
  小屋の近くに水場があるのは、本当にたすかる。
  今日は私一人かと思っていたら3時過ぎに女性が一人、男性が一人また一人。
  小屋は20人位入れそうであるが今日は4人である。
  皆さんソロで東京のひとであった。
  山の話をしながら早い夕飯をすませ、外に出た。
  下から白い雲がわきでできたがウロコ雲が夕日で染まっていく。
  日没6時15分、日没後夕日の赤が深まってきた。
  7時30分にはみんな眠りに入った。
  深夜1時頃、トイレに外に出た。
  満月で山並みが美しくシルエットのように見える。星空と湯沢の夜景も美しい。
  4時過ぎ外はガスで何も見えない。
  6時前には皆さん(お先に)と出発していった。
  茂倉岳山頂から武能岳へ向かう。
  笹道は濡れていてスパッツは付けているがズボンはすぐにベショ濡れである。
  7時過ぎ明るくなり稜線も見えるようになってきた。
  かなり下ってから武能岳に登り返しである。
  武能岳を過ぎ笹も深くなってきたかと思っていたら黄色い蓬ヒュッテが見えてきた。
  みごとな笹原である。右奥に清水峠の小屋も見える。
  蓬ヒュッテにはテントをたたんだ4人グループが出発していった。
  蓬ヒュッテの水場は10〜15分はなれていた。
  左に巻くように下る。途中、ブナの木が何本も根こそぎ倒れている。
  東俣沢の出合からは沢を何回か渡り返したり沢伝いに進む。
  足元にヘビが見えた瞬間、3匹のヘビが石にもぐっていった。
  目にヘビの残像がのこり林道はまだかと思い歩く。
  林道を10分くらい歩いたころ、左の沢のカモシカが1頭、沢の水音で私にきずいていない。
  すぐカメラを取り出す。
  広場に到着。
  岩の湯(300円)で汗を流す。