高妻山(2353m) 〜 乙妻山(2318m)

滑滝のクサリ場 一不動避難小屋 山道から高妻山
戸隠キャンプ場と登ってきた大洞沢
高妻山の急登尾根から妙高山、黒姫山、飯縄山、五地蔵山から戸隠山
山道 山道 高妻山頂南端の十阿弥陀の石碑
高妻山頂を急降し乙妻山へ 山道 乙妻山前の湿地帯
乙妻山山頂

2003/9/13     くもりのち晴れ      26°
キャンプ場−避難小屋−五地蔵山−−高妻山−−−乙妻山−−−高妻山−五地蔵山−避難小屋−キャンプ場
 5:55    7:10   8:05     9:55   10:50(11:20)12:20  1:50   2:40    4:00

寺泊AM2:50発。
本を参照すると乙妻山まで足をのばすと歩行時間が11時間となっており6時前には歩き始めないといけない。
天気予報では台風14号のフェーン現象で34°となっていて暑さも心配であった。
13日は後で知るが新潟各地で37°をきろくした。
夜明け前なのに高速道路の気温は28°をしめしていて風も強い。
信濃ICから戸隠へ向い戸隠キャンプ場右手の駐車場にとめる。
3連休もあってキャンプ場には沢山の人がいた。
登山者の車は10台くらいのようである。
支度をしてすぐに出発。右側の牧場では霧の中の牛がきれいに見える。
見上げると山は雲に覆われている。
牛止めを抜け樹林から小沢を何回か渡りしだいに沢床歩きとなった。
滑滝のクサリ場に着き、前者が登りきるのをまって登る。
少し進んで帯岩の滑りやすい一枚岩をクサリを頼りに慎重に渡る。
やや急な沢中を登り一不動の鞍部の避難小屋に着く。
高妻山が見えるはずであるが霧の中である。
右の稜線の樹林を登り五地蔵山に向う。五地蔵山へは登り一辺倒かと思っていたら何回かアップダウンを
繰り返し二釈迦、三文殊、四普賢と書かれた所を通り五地蔵山の山頂に着いた。
アップダウンから急下降そして急登となる。山道には沢山のリンドウが咲いている。
高妻山への稜線からは妙高山、黒姫山、飯縄山と見えるはずがやはり霧の中。
霧でどこまで進んでいるのかわからない。休むと風もあるせいか肌寒いくらいである。
一段と急登の岩まじりの山道から岩場となったら高妻山山頂に着いた。
ここは南側で十阿弥陀の石碑が置かれており、突き出た岩が重なりあった岩場を進むと三角点の置かれた
北側山頂点に着く。北アルプスから妙高、火打まで展望がきくはずである。今日は残念。
乙妻山へ向うがいきなりの急で切れ落ちた岩尾根を進む。
かなり降って登り返し笹道を降ると湿地帯が広がり花畑になっていた。
鞍部から潅木とダケカンバの中を登り乙妻山山頂に着く。
横浜からきた男性が一人。少し話しをしてその男性はすぐに下山していった。
一人霧の中カップラーメンをすする。霧も晴れそうにないので下山開始。
湿地帯で2人とすれちがう、乙妻山には誰かいますかと聞かれ誰もいませんよと応えるとそうですよね
乙妻山まではアプローチが長いので来ませんよね。高妻山頂は沢山の人ですよと言っていた。
高妻山への登り返しがきつく足止まる。
言っていたように高妻山頂の岩場は沢山の人であった。
高妻山急尾根を下り始めると霧がどんどん晴れあっとゆうまに視界が開け、妙高山、黒姫山、飯縄山、
五地蔵山から戸隠山があらわれた。
そして振り向くと高妻山がそびえていた。
同じ道を下っているが登ってきた時とは違う山を歩いているようである。
避難小屋には泊まりの登山者が10人くらいいて満杯である。
10分くらい下の水場で一杯いただく。
陽もだいぶ傾き、牧場を照らしている。

黒姫高原を通り杉野沢の苗名の湯で汗を流す。
久しぶりに10時間歩いたなーと湯船の中で思っていたら激しい通り雨が駆け抜けていった。