燕岳  (2763m)

第一ベンチ 山道 山道
合戦小屋 燕小屋 テント場
燕岳 燕小屋 コマクサ
北燕岳 北燕岳山頂から燕岳方向 大天井岳、穂高岳、槍ガ岳
チシマギキョウ モミジカラマツ タカネツメクサ 白のコマクサ

2002/8/3 − 4   晴れ時々くもり
8/3
有明荘−−中房登山口−−第一ベンチ−−第二ベンチ−−富士見−−合戦小屋−−−−−燕小屋
8:47    9:03      9:36      10:12     11:30   11:58(12:30)  1:35
8/4
燕小屋−−燕岳−−北燕岳−−燕小屋−−−−合戦小屋−−第一ベンチ−−−中房登山口−−有明荘
6:30   7:00   7:22   8:00(8:42) 9:07(9:30) 10:52(11:03) 11:25    11:40

AM4:00に4人(男性3、女性1)で出発。
R116−西山IC−豊科IC−R147−中房温泉。
中房温泉には切り立った斜面中腹の細い道を蛇行しながら、かなり入っていく。
第一、第二駐車場は満杯で下の有明荘裏手の第三駐車場にとめる。
私は昨晩の下痢と車酔いで最悪のコンディションとなってしまった。
テントや避難小屋泊まりしか経験がないので食事付き小屋の要領がわからずシュラフ、マットを持っていったが
結局必要なかった。
車道を15分くらい歩き中房登山口に。
すぐに急登が始まる。この合戦尾根は北アルプス3大急登りの1つである。
しかし急斜面の山道はS字に付けられていて、よじ登る所もなく、それほど急には感じられなかった。
体調の悪い私に幸運だったのは前を歩く数組の団体のスローペースと弱い風であった。
第一ベンチでまず一息いれた。
沢山の人が休憩しており団体を追い越すにはチャンスである。
マツ科の針葉樹帯の尾根を歩く。木にサルオゼガが着生しているのも見ることができた。
ベンチは一定間隔にもうけられているようで、多くの人が休憩していた。
さすがに北アルプスで登る人、下りる人が多く足が停まることも多々あった。
合戦小屋につくと左手に噂のスイカが目に入った。一切れ800円。
昼食をとるが私は、おにぎり半分がやっと。スイカ一切れを四等分して食べた。やっぱり美味しい。
山道は低木帯となり緩やかになってきた。
少しガスってきたが花も多くたってきた。
右斜面一面にヤマブキショウマが咲いている。
小屋とテント場が見えてきた。その下の斜面にニッコウキスゲが咲いている。
石段を登り燕小屋に到着。
燕岳方向は尾根右が雲に覆われ、表銀座方向は山々の頭に雲がかかっていた。
小屋の手続きをして部屋に案内された。 今日は4人区画の部屋に6人で若いカップルが合部屋であった。
着替えて生ビール大で乾杯。(私は体調がもどらず温かいコーヒー)
晴れたり曇ったりを繰り返す天候のアルプスを眺めたり、どんどん登ってくる人達を見る。
白いコマクサが咲いていると聞き写真を撮りに行く。
燕岳方向にはイルカが飛び上がろうとするような岩が沢山突き出ている。
なんとも不思議な稜線である。
6時10分、食事の順番がきた、総入れ替えで今日のメインはカレイの揚げ物と豚のショウガ焼きだ。
残念だが夕日は見れなかった。
頭を交互にして眠る。 暑くて目を覚まし1枚脱いだ。寝返りが自由にできないのは辛い。
3時、団体さんが動きはじめる。外を見ると薄暗い中、雲海が見えた、朝日に期待する。
外に出て4時50分、日の出時刻であるがまるっきりのガスの中であった。
予定は右回りし中房川沿いに下りる事にしていたが北燕岳まで行き帰路を下りることにした。
朝食を済ませリュックを小屋に置き燕岳に向かった。
ガスがかかたり晴れたりめまぐるしく変わる、風も時折吹くと指先が冷たい。
朝日を浴びた燕岳もまた美しかった。
ハイマツ、白肌の岩、白い砂のような山道を進み一登りし岩の山頂についた。
先にコマクサの群生が広がっていますよの声で先に進むと人が数人立ち止まっている。
聞くと雷鳥がいるとゆう、アッ10m位先にいた、こちらを向いてすわっていた。
白砂の斜面にコマクサの大群生地が広がっていた。
視界がまったくきかなかったが一瞬にガスが消え目の前に北燕岳が現れた。
岩をよじ登り山頂に。
燕小屋に戻り晴れ間もだいぶ広がり表銀座方向の大天井岳、穂高岳が見え槍ガ岳の先だけが
雲に隠れていた。
私と数人の人が槍ガ岳の先が見えるまで30分がんばっていたがとうとう雲はとれなかった。
下山途中に小学校低学年くらいの子供達が数組家族で登ってきた。
子供は疲れたような表情はまったくない。
第一ベンチの水場に下りる。沢の脇から湧き出でていて冷たく美味しい水である。
登山口に到着。予約のタクシーが数台まっている。 駐車場に無事到着。
有明荘(600円)で汗を流し、ざる蕎麦をいただいた。