鳳凰三山(薬師岳2780m)(観音岳2840m)(地蔵ヶ岳2764m)

(1日目) 夜叉神峠 〜 杖立峠 〜 苺平 〜 辻山 〜 薬師岳
(2日目) 薬師岳〜観音岳〜地蔵ヶ岳〜 ドンドコ沢 〜 青木鉱泉

薬師岳山頂から朝焼けの北岳
薬師岳山頂から観音岳 山道 観音岳山頂
観音岳山頂から白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳 手前に地蔵ヶ岳
観音岳山頂から高嶺、地蔵ヶ岳オベリスク
稜線 オベリスク ダケカンバの山道
白岩肌の美しい山道
白砂と岩柱 オベリスク
地蔵ヶ岳からドンドコ沢への下りのはじまり 鳳凰小屋 山道
樹木に寄生する地衣植物(サルオガセ) 五色ノ滝 白糸ノ滝
急な下り道が続く 鳳凰の滝 南精進の滝
急な下り道が続く ドンドコ沢 青木鉱泉

2007/7/29
(1日目) 夜叉神峠 〜 薬師岳
(2日目) 薬師岳小屋−薬師岳−観音岳−−地蔵ヶ岳−−−鳳凰小屋−−−五色ノ滝−南精進の滝−−−分岐−−−−青木鉱泉
       4:55    5:04  5:45   7:40(8:05) 8:35(8:52) 9:25(9:50)        12:55(1:12) 1:48

満杯の山小屋であったが、昨日ほとんど寝ていないせいと耳栓がきいたのか少しは眠れた。
朝、ガスっていて霧の中である。今日の天気の予報は10時ころから雨模様。
展望、天候は期待できないと覚悟し5時前に歩き始め薬師岳山頂に。
薬師岳山頂にくるとガスはどんどんぬけご来光を拝めることができ、北岳は朝日で上部と雲はピンク色に染まった。
白砂の稜線を歩くが雲がかかったりぬけたりをくり返す。
40分くらいで観音岳に着く。
観音岳山頂から白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳 手前に地蔵ヶ岳とオベリスクの展望。
振向き薬師岳方向を見るが、雲がなければ薬師岳のうしろに富士山が見えるはずであるが今日はとうとう富士山は見えなかった。
しかし今日は予報が悪く、展望はきたいしていなかったが、嬉しい誤算の展望が広がっている。
花崗岩の稜線は続きいったんダケカンバの林をぬけ赤抜沢ノ頭に着く。
オベリスク一段と近づく。
花崗岩の白砂がいっそう白く見えるようになりハイマツやマツの枯れ木のオブジェが美しい。
そして白さの中にタカネビランジとハクサンシャクナゲが一段と美しく見える。
今回、鳳凰の名がついた、ホウオウシャジンの紫の花を見つけることはできなかった。
賽ノ河原でお地蔵さんに手を合わせオベリスク(岩塔)に向う。
ちょうど雲がかかってきた。
岩塔の中ほどから先のルートがわからずピークにはとうたつできなかった。
さあいよいよ標高差1400mの下りの開始である。
砂状斜面の急斜を下り樹林帯に入る。
30分くらいで鳳凰小屋に着く。
薬師岳小屋で水を補給できなくここまで水が切れていた。
この鳳凰小屋では豊富な冷たい水が出ていて、ガブ飲みして顔も洗い、お湯を沸かしコーヒーも飲むことができた。
沢の対岸には長い梯子がかけられていて観音岳近辺からの稜線からここにつながらエスケープルートがあるようである。
ドンドコ沢コースは沢に近づいたり離れたり急斜面をドンドン下る。
五色ノ滝に向う。沢の下まで降りる。
思っていたより大きな滝である。
白糸ノ滝、鳳凰の滝、南精進の滝と大きな滝に出会えた。
滝はトンドコ沢コースより少し沢へ入り込んで行く。 でも是非とも立ち寄りたい滝である。
シラビソの木に寄生しているトロロ昆布のようなサルオガセが多く見ることができる。
長い長い急斜は続き小沢もいくつかこえ大きな砂防堤の分岐点につく。
沢沿いに進むと沢沿いにシナノナデシコが沢山咲いていた。
青木鉱泉に無事到着。

湯船は小さいが温泉はなによりのオアシスである。
青木鉱泉の食事処で私は生ビールとカレーライスでリセットした。
小学校3年生の男の子が大きなリュックをしょってお父さんとやってきた。
椅子に座りお蕎麦を注文する。鳳凰三山を歩き下りて来たのだすごいねー。